南の島の教え

ブルース ビーチ

2005年08月19日 19:13

南の島の朝は
いつだって急がない

だから、自由がなにかなんて

問う必要はなかった

胸の奥でカサカサとして

冷たかったものが

少しづつ温かさをとり戻しはじめた

あの頃の夏とおなじ輝きが

また降り注いでくるのだろうか

いつの日か、都会の喧騒が聞こえなくなると、

波をつかもうと夢中だった

気が付くと数時間、経過していた

一瞬、一瞬がまるで永遠のように感じる時、

やがて波のリズムが

地球の鼓動を教えてくれる
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