死に急ぐ人々
厚生労働省大臣官房統計情報部人口動態・保健統計課、
2003年、平成15年では男23,396人 女8, 713人 総数32,109人の方々がお亡くなりになられています。そして、それは自らの命を絶ちきるという行為をされている人数でもあります。
つまり、自殺者の数です。
厚生労働省大臣官房統計情報部人口動態・保健統計課、
2003年、平成15年では男23,396人 女8, 713人 総数32,109人の方々がお亡くなりになられています。そして、それは自らの命を絶ちきるという行為をされている人数でもあります。
つまり、自殺者の数です。
□参照”
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/suicide04/
と同時に、32109人の方々が何らかの苦しみを抱えておられたという現実を意味します。
そしてさらに、2004年、05年と増えていくと予想されます。今まさに、このブログを見られている方がその苦しみを抱えておられるかもしれません。また、これからその苦しみを抱えうる方がおられるかもしれません。更に、見ていくと男性が女性の約3倍近くいるのがわかります。年齢的に見ると40歳代以上から特に目立つ傾向にあります。
そして、この現実を調べたくなり、集団自殺サイトを訪れた。サイトには数十人の訪問者がおられたが、40歳以上の方はあまり見うけられない。また、一様に自殺が悪いとの認識は薄いように感じた。また、各々が何らかの苦しみを抱えているとも感じ、自殺の方法なども検索することが比較的容易であるといえる。
そのような状況は、日本だけの出来事だけとは限らない。周りの諸外国でも同様なことが起きている。
ちなみに、一番自殺者の多い国はハンガリーだ。男性、女性ともに世界の平均よりも上をいく。
オーストラリアでは、自殺関連サイトの運営を禁止する刑法改正案が議会を通過し、インターネットなどで自殺をあおったり、自殺方法を公開すると、法人は最高55万豪ドル(約4600万円)、
個人は同11万豪ドル(約900万円)の罰金を科せられる等の法整備がすでにしいられいる。
そして、残念なことに日本はまだまだ、その分野の法整備は乏しいといえる。
しかし、現に日本でも自殺者は増加の傾向にある。
ここに、ものすごく悲しいサイトがある。それは、息子さんを亡くされた現実を、悲しくも強く見つめる母親のサイトです。
□
http://www10.ocn.ne.jp/~karoushi/
これが、現実なのだと思いました。自殺には人それぞれに理由があると思います。
ですがその後には、やはり残された人々の悲しみや無力感はぬぐいきれない現実があるのです。
自殺の大きな要因として近年あげられるのは、うつ病などの精神疾患との因果関係。
これらは慢性に経過するものから、強いストレスによって急激に発生するものまで、
自殺者や自殺志願者に対し接する際の、心得なければならない疾患の一つとして注目されています。
もし、その原因がなんらかの社会的なものであるとするならば、犯罪の低年齢化や幼児虐待とも無関係ではないような気もする。そして、それらの社会や日常生活が、直接的でなくともかかわり続ける日々がある限り他人事ではすまされないというのが現実であり、またその現実から目を背けてはいけないというのが今回の結論とだと言えそうです。
実際のところ、残念な事に私の周りにも少なからず亡くなられた方がおられました。
そして、うつ病は私自身も微弱ながら経験しました。
戦後60年、着るものにも、食べるものにも何不自由ない時代にいて、私たちはまだ本当の豊かさを手に入れていないのかもしれません。戦の世に苦しみ、悲しくも亡くなられた方々に、自分の信念を信じ、思いをしたためたいと思います。私は強く生きると。
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